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メイ首相の辞任表明
英国のメイ首相は2019年5月24日に、2019年6月7日保守党の党首辞任を表明しました。
メイ首相は「新首相のもとでの離脱実現が、最も国益にとって良い」との意向のようです。
メイ首相の辞任表明で、次の与党党首が自動的に首相になるため、保守党はメイ首相の辞任後新党首を選任し、7月中には新首相が誕生の見込みのようですね。
このメイ首相の辞任証明を受け、すでに立候補した議員についてシェアしてみたいと思います。
ボリス・ジョンソン前外相など立候補者の顔ぶれ
ボリス・ジョンソン前外相
前ロンドン市長で、英国のEU離脱では中心的論客を務めたのですが、2016年の党首選には立候補しませんでした。
結局、テリーザ・メイ氏が保守党党首に選出され、英国で2人目の女性首相となり、ボリス・ジョンソン氏は外務・英連邦大臣に起用されたのでした。
その後、メイ首相のEU離脱協定に反発して外相を辞任し、メイ首相の政策に誰よりも反発していたようですね。
しかし、首相への願望は強いようで、立候補したようです。
ブックメーカーのオッズもトップのようですね。
Don't take out your Brexit frustrations on our hard-working Tory councillors, writes @BorisJohnson https://t.co/SSHcUIyDkO
— The Telegraph (@Telegraph) April 30, 2019
マイケル・ゴーヴ環境相
マイケル・ゴーヴ氏は反EUで、ブレグジットを実現する必要があるというスタンスです。
前首相のキャメロン政権下では、教育大臣や司法大臣等を努め、キャメロン首相の側近でした。
2016年の保守党党首選に立候補するも、第2回投票で敗退しました。
環境相でもあり、党をまとめられる有力候補を見られているようです。
I’m saddened we didn’t get the result we wanted.
One thing is clear: we need to deliver Brexit.
We must honour the referendum mandate before there is an election – because if we don’t Corbyn will be in Downing Street propped up by the SNP#Gove4PM #ReadyToLead pic.twitter.com/oj8iBCcyrJ
— Michael Gove (@michaelgove) May 27, 2019
マット・ハンコック保健相
メイ首相の内閣では、文化相からボリス・ジョンソン氏の外相辞任に当たって環境相になりました。
2016年の国民投票ではEU残留に賛成しましたが、その後EU離脱に転向したようです。
We need a leader for the future, not just for now. That's why I'm running to be Prime Minister. #LetsMoveForward pic.twitter.com/0zjs8OGVTV
— Matt Hancock (@MattHancock) May 25, 2019
ジェレミー・ハント外相
キャメロン内閣で文化・オリンピック・メディア・スポーツ担当閣内相を努め、メイ内閣では保健相から、ボリス・ジョンソン氏の外相辞任に伴い外相に就任。
マット・ハンコック氏と同様、もともとEU残留派でしたが現在はEU離脱派のようですね。
A big moment next week when the World Health Assembly will be deciding whether to adopt a resolution on Global Action on #PatientSafety.
It’s time to shine to a spotlight on how we put an end to the tragedy of more than 1m avoidable deaths worldwide. #WHA72 #GAPS2019 pic.twitter.com/3jhEOce2Vb
— Jeremy Hunt (@Jeremy_Hunt) May 17, 2019
その他の立候補者
次の方たちが立候補しているようですね。
・アンドレア・レッドソム前下院院内総務
・エスター・マクヴェイ前雇用・年金相
・ドミニク・ラーブ前EU離脱相
・ローリー・スチュワート国際開発相
まとめ
保守党党首は立候補者が3人以上の場合、保守党議員の投票で2人に絞られます。
ボリス・ジョンソン前外相のように保守党員に人気でも、保守党議員をまとめきれなかったら、最終選考に残れないということですね。
ブックメーカーのオッズでは、ボリス・ジョンソン前外相(11/10)、ドミニク・ラーブ前EU離脱相(5/1)、マイケル・ゴーヴ環境相(8/1)が有力と判断しているようです。
さて、今後の英国の運命は誰に託されるのでしょうか。
世界経済にも大きな影響を及ぼす可能せいもあり、私たちの生活にも関係するのでしょうか。
ぜひとも、良い方向に進んでもらいたいと思います。