コロナ危機と称される今回の経済危機は、先のリーマンショックより大きいと予想されます。
とくに今回の経済危機は、中小企業やサービス業を中心に打撃を受けており、破綻した企業も4月から急増しています。
このまま経済の停滞が続けば、日本は大不況を迎えるかもしれません。
そんな中、赤字国債が増えすぎて国の財政が極端に悪化し、財政を立て直すための国民にとってまことに恐ろしい預金封鎖がささやかれているようです。
日本政府の借金が1000兆円を超え、世界で断トツの借金大国と言われていますが、実際の財政はどの国にも増して健全だとも言われています。
個人的には、「預金封鎖など起こらない」と思っておりますが、心配でもあり調べてみることにしました。
預金封鎖とは
預金封鎖とは国民の財産である銀行預金などの金融資産の引き出しを制限されることです。
預金引出の制限は政府によって発令されます。
日本では、1946年2月に戦争のために発行された国債の発行残高が国内総生産の2倍を超え償還出来なくなり、預金封鎖を行い財産税として預金から徴収しました。
悪化した日本国の財政を立て直すには、国による抜本的な打開策が要求され強行策として預金封鎖が行われ預金に対して課税が行われたのでした。
しかしながら、敗戦直後で国力も乏しく非常事態であったからの施策だったことを理解すべきでしょう。
貸借対照表でみる国の財政状態
元財務省官僚で現嘉悦大学教授の高橋洋一氏によれば、日本の財政状況は全く問題ないレベルのようです。
【日本の財政危機は嘘】高橋洋一「財務省は財政が大変だから消費増税と言うけど、これは嘘ですから。一般的には借金1000兆円と右側の借金だけの話をするが、資産もそれ位ある。国民に財政が危なくないとバレちゃうと増税が言えなくなる」
アベノミクスで国債を日銀が大量買い入れし財政再建は完了済み pic.twitter.com/KK05EcWr7h
— たかりん。7 新垢🎌 (@takarin___7) April 22, 2020
つまり、日本政府の財政を簿記学でいう貸借対照表で表すと、資産を相殺したネットで考えれば、対GDP比100%にはならないとのこと。
政府子会社も含めた連結ベースで見たら、債務はほとんど無いに等しいらしいのです。
個人的にも、会社を経営した経験もあり簿記もそれなりに勉強していますが、負債は資産から純資産を引いた額ということは分かります。
つまり、債務超過の状態になるのは、資産額より負債額が多い場合ですね。
債務超過が1000兆円超となると財政破綻につながるでしょうが、上記の様に資産を相殺したネットで考えれば日本は先進国の中でもトップクラスの健全な財政のようですね。
つまり、コロナ危機対策で100兆円規模の赤字国債を発行しても耐えられる財政らしいのです。
もし預金封鎖が起こるとすれば
現在、コロナウイルスの感染収束が長引くような状況にあり、企業の倒産などによって所得を無くしてしまう人が増えればますます消費が落ち込むことにもなります。
日本政府も大規模な財政政策を打つでしょうが、果たして経済が回復するのか心配ですね。
そのまま大不況の経済に陥ってしまうことも考えられます。
そして、銀行が倒れるようなことがあれば・・・。
例えば、「○○銀行が危ないらしい」などという噂が流れたりしたら、取り付け騒ぎが起きるでしょう。
もし、取り付け騒ぎが起きたら、預金凍結つまり預金封鎖が実施される可能性はあります。
SNSでの噂一つで物が無くなる時代です。
コロナウイルス感染が終息後大恐慌が起き、心ない人によって誤報が拡散されることで取り付け騒ぎが起きる可能性は否定できません。
日本政府には、コロナ不況から短期間で回復する経済対策をお願いしたいものです。
預金封鎖など起こらない!に関するまとめ
個人的にはコロナウイルス感染が1日も早く収束し、以前のように生活ができることを願っています。
収入は減少していますが、元の生活にもどれると信じて頑張っています。
経済対策もしくは経済困難者救済かは分かりませんが、国民全員に10万円の現金が支給されます。
管理人はもちろん受け取ります。
そして、できるだけ物を買ったり、コロナウイルス感染が収束したら旅行へも出掛けたいと思っています。
経済活動が1日でも早く元の状態に戻ってくれることを願っています。