2019年12月に中国湖北省武漢市を中心に発生したとされる新型コロナウイルスは、中国全土そしてアジアを中止として世界中へ広がりつつあります。
日本では、2020年1月15日に武漢市に渡航歴のある肺炎患者からこのウイルスが検出され、その後接触者や帰国者から感染が報告されています。
中国の発表では、感染者4万人超、死者908人(2月10日現在)で、日本では横浜港に停泊中のクルーズ船内での感染者が70人に増え国内で確認された感染者の総数は96人(2月9日現在)と増えています。
個人個人でできるコロナウィルス感染症対策として、マスクや石鹸での手洗い、アルコール消毒が推奨されています。
当ページでは、ウィルスの種類により効果のある消毒液について調べてみました。
INDEX
ウイルスによって使う消毒液の種類の違い
ウィルスによって消毒液を使い分けるのではなく、消毒をする場所等で使い分けるようです。
糞便やおう吐物、血液を拭き取る場合には、塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)を利用します。
薬品名 | 塩素系消毒液 次亜塩素酸ナトリウム) |
アルコール (消毒用エタノール液) |
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消毒をする 場所や物 |
調理・食事用具、トイレ 衣類や寝具、遊具など |
手、遊具 手摺りやドナノブ、便座など |
有効なウィルス等 | すべての細菌・ウィルス | 一般細菌やウィルス等 (ノロウィルスやロタウィルスには効かない) |
つまり、新型コロナウィルスにはアルコール消毒液が有効なのです。
コロナウィルスは表面に脂質性の膜があり、その上にコロナのような突起があるウイルスのようで、アルコールが脂質性の膜を壊すので死んでしまうらしいのです。
これに対して、この脂質性の膜をもたないノロウィルスやロタウィルスにはアルコール消毒が効果が無いとのこと。
それにしても、食中毒の原因とされるノロウィルスには、アルコール消毒は効果無いのはびっくりですね。
病院やデパートなど不特定で多数のひとが出入りする場所には、アルコール消毒液が用意されていますね。
アルコール消毒液を見つけたら、積極的に手の消毒をするようにしましょう。
新型コロナウィルスはどのように感染するの?
新型コロナウィルスは飛沫感染と接触感染で感染すると考えられています。
感染者がくしゃみや咳をしたときに飛び散る飛沫といっしょにウィルスが飛び散り、周りの人がその飛沫を吸い込むことで感染します。
感染者がくしゃみや咳を手で押さえたりしてら、手にウィルスが付きます。その手でをわった手摺りやドナノブを他の人が触って口や目をこすると粘膜からウィルスに感染します。
報道によると、新型コロナウィルスの特長として症状の出ない感染者や潜伏期間の感染者でも感染源になるとのこと。
気が付かないうちに感染して、気が付かないうちに感染を広げてしまう危険がありますね。
そして、感染者の便からもウイルスが検出されたという報告もあるようです。
多くの感染症のウイルスは、感染した人の排泄物から検出されるのですが、新型コロナウィルスではまだ明らかにはなっていないようです。
それにしても、注意することに越したことはありませんね。
個人でできる新型コロナウィルス感染しないための対策
1人1人が新型コロナウィルス感染しないための対策として何ができるのでしょうか?
まずは、不特定多数の人がいる場所ではマスクを着用すること。
そして、外出時は手で顔、とくに口や目に触れないように心がけること。
マスクを付けると、飛沫感染を防ぐだけで無く、外で口をさわることが少なくなり効果もあるようですね。
帰宅したときはます石鹸での手洗いですね。
外出時のトイレ等では石鹸での手洗いやアルコールで手や指を消毒することを心がけるといいでしょう。
濃厚接触では感染の可能性が高まるとう報道がありますが、この濃厚接触とは感染予防なしで感染者に触れたり、会話できる距離(約2メートル以内)接触した場合を言うようです。
でも、症状の無い人とは無意識に濃厚接触することがあるかもしれないと考えると、外出できなくなってしまいそうです。
ウイルスによって消毒液の種類についてのまとめ
個人としての対策は、マスクと手洗いを心がけています。
ただ、このところ地方でもマスクが手に入りにくい状態が続いています。
少し暖かくなると、花粉症の季節です。花粉症の人はマスクが必需品ですから、マスクが手に入らないと大困りですね。
花粉症はくしゃみと鼻水がつきもの。新型コロナウィルス感染の疑いの目で見られるのではと不安です。
政治家や自治体の長の方々ですが、中国への支援も大事でしょうが国内の事も考えて欲しいと思います。